3本のロウソクを吹き消して

2月18日。

3度目のお誕生日。

 

この1年は、特に個人を売ることと、グループの底力を上げることの両方が何だか一気に進んで、これまでの2年よりあっという間に過ぎた気がします。

 

2周年を迎えて3年目に入った辺りから、1人や2人での外番組への出演機会が増えて、毎日毎日「あ!来週はあれがある!予約忘れそう…」が口癖みたいになった1年前。(申し訳ないことに、こちらも人間なので忘れることも割とあった、ほんとごめん。)

 

そんな折、5月。Aぇ! group念願の松竹座座長公演が知らされました。

本来の初座長からおよそ1年。

未曾有のウイルスのせいで全て立ち消えて、無観客配信という形で落ち着いたあの日から1年。

ほんとはちょっと怖かった。落ち着き始めてた時期とはいえ、もしまた無くなったら?

それでも、ようやくAぇ! groupに会える、1年間直に見ないうちにグングン成長したAぇ! groupに会えると思ったら嬉しさが勝って。

(当たる前提の脳内が怖いですけど)

 

ポスターが解禁されたとき、正直ちょっとショックでした。

彼らが先頭に立つまでは、嫌という程不平等を押し込んだようなポスターだったのが、グッズだったのが。

彼らが先頭に立った途端、まるで無かったかのように全員ほぼ同じ大きさで載ったことが、出演者全員載ったことが、性格悪いと分かりながら、ちょっとショックでした。

いや、ほんと性格悪いと思う。ごめん。

そして、彼らがしきりに「関西ジャニーズJrの公演」と言うあたり、あまり彼ら自身にスポットを当てないんだろうなと思いました。

7月1日。初日まで残り1ヶ月。突然ISLAND TVに上がった動画。

福本大晴、末澤誠也「【#関ジュの夏休み】~サマスペまで残り29日~」 | ISLAND TV

 

自己プロデュースが得意な、私たちを喜ばせてワクワクさせるのが得意な彼ららしい企画です。

毎日毎日夜中3時まで話し合いをしたコンサートだと聞いて、ワクワクしながら向かいました。

そこには、きっと「今まで1番前に立つことが無かった人達」だからこその「全員が主役」の姿があって。

終わってから発売された雑誌を買い漁り、たくさん読みました。

 

今回はみんなが今までとは違う担当をして成長を図ったこと。

セトリから、歌割り、衣装、コント、照明音響の演出、振り付けまで自分たちで考えたこと。

後輩の指導もちゃんとしたこと。

誰がどの曲に出るか、後輩がどんなことが得意なのかも把握して割り振ったこと。

 

これ全部読んでから入りたかったなぁとも思いました。

「魅せたい」と「見られてる」を両方理解してるAぇ! group。

 

結成当初から、「自分たちでできるように」と言われてきた彼ら。

遂に、年末のオリックス単独公演では「もう自分たちでできるから言うことない」と言われたこと。

彼らの「魅せたい、見られてる」の自覚がちゃんと認められた一言だと思います。

年明けの大阪城ホールと名古屋ガイシホールでの関ジュ集合あけおめコンサートのセトリ決めや演出も任されましたね。

きっと全部が全部ではないと思います。

ユニットごとの曲数も全部が全部決めたわけでもないと思うし、事務所の意向も入ってるはずだし。

 

任されることが増えたこと、間近でデビュー見届けたことで生まれた覚悟や意識もあると思う。

実際それをビシビシ感じた3年目でした。

 

「Aぇ! group6人でデビュー」

 

今まで全く聞かなかったのが嘘のように、この1年でたくさん言ってくれました。

言葉にするのが全てだとは思わない。

それでも、結成時は口にできなかった夢を

口にできるようになったこと。

それ自体が自信が付いた証拠で。

 

6人バラバラなところから集まって、1から関係性を作り上げてきた3年間。

1人で戦うために磨き上げた武器を、どれも捨てずに全部武器にすることに決めた貴方たち。

ちょっと体力的に厳しいことだって、「魅せたい最高値」を優先する。

いつだって「今が最高」に隠される影の努力。

 

一貫して「裏で支えたい」と嫌われ役も買って出る最年長

 

圧倒的な実力で、グループの全ての力を底上げして一瞬で目を奪わせるエンターテイナー

 

「全てはAぇのため」とグループの顔になるエース

 

誰よりも熱くて、誰よりも頭の切れるリーダー

 

不器用な賢い全力飛び道具アイドル

 

誰よりもメンバーが大好きで、マルチになんでもできる最年少

 

これから先、きっと何度も来る誕生日を何度も祝えますように。

 

Aぇ! group、結成3周年おめでとう。